最近、性能のいいデジカメ(デジタルカメラ)を購入したんだけど、買うときの判断としてとりあえず画素数が高ければいいかと1300万画素とか2000万画素とか書かれている中から、とりあえず画素数の凄く高い数字の2000万画素のデジカメを購入したんです。

購入してからきになったんだけど、画素とはなんなのか?と今更ながら気になり調べることに!

 

デジカメの画素とはなに?

画素とは簡単に言うとCCDと言われる電荷結合素子のマスのことなのです。といれても意味がわかりませんね。もう少し噛み砕いて説明すると、まずカメラの撮影についてから説明しないといけません。

 

今はあまり見なくなったフィルムカメラの撮影はどうなっているかというと、大きな箱をイメージしてその箱に小さな穴が開いています。その穴を通して外からの光が入って来ると穴が開いてある反対側のところにさかさまになって映し出さます。光を当てることで銀の化合物が化学反応を起こしてフィルムに色が付くという仕組みです。

デジカメはというと、レンズから光が入るとレンズの奥についているCCD(電荷結合素子)がレンズから入ってくる外の風景をデータに変換します。変換したデータをメモリーカードに記録するというシステムになっています。

 

画素は、このCCDを拡大してみると見ることができる赤・緑・青のマスのことをいいます。マスはびっしりと並んでいて、このマス1つが1画素となります。

 

2000万画素となると
赤1マス(1画素)=◆
緑1マス(1画素)=□
青1マス(1画素)=▲

◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲◆□▲・・・・

というのが2000万個並んでいるということです。

半端ないですね。想像もつかないほどの数が並んでいます。

CCDは赤・緑・青のマスの色に濃さに強弱をつけることで写真の画像を表示しています。

 

もしイメージが付かないのならば、YouTubeで『北朝鮮 マスゲーム』で検索してみていただけると分かりやすです。

 

マスゲームもいくつかの色の紙を均等に並べることで絵を表現するモノなので似たようなモノだとうことをわかっていただけます。

デジカメとフィルムカメラでとる写真の違い

画素の話の中で出てきた、フィルムのカメラとデジタルのカメラの違うについても触れておきましょう。

 

2000年代以降からカメラを手にした人には、もしかしたら写ルンですのような使い捨てカメラなどフィルムカメラを使ったことがない人もいるでしょう。

 

デジタルカメラが1995年に発売してから数年で目覚ましい進歩を遂げたために、フィルムカメラという存在を知らない人もいるほどです。

 

今やメージャーなカメラはデジタルカメラになっています。

 

それでも、今もフィルムカメラを使う人が少数ですがいます。そういった人の意見を聞くとデジカメとフィルムの違いをいくつか言われます。

フィルム

・現実味がある
・色合いが違う。
・温かみがある。
・奥ゆきがある写真がとれる。

デジカメ

・シャープ
・平面な写真になる。

といった意見が出てきます。

フィルムの現実味がある・温かみがある。・奥ゆきがある写真がとれるというのはデジカメとフィルムのピントの合いかたの違いが原因なのです。

フィルムカメラで写真を撮ると近くの被写体にピントが合ってそれ以外の箇所はピントがずれてしまいぼやけてピントの差が写真に立体感を出します。

 

●(被写体)
カメラ → 〇(被写体)
●(被写体)

 

フィルムカメラでは〇にはピントが合いますが、●にはピントが合わずにぼやけてしまいます。

それに比べてデジカメでは手前の被写体だけではなく奥の被写体にもしっかりとピントが合うようになって平面的な写真が撮ることができます。

〇(被写体)
カメラ → 〇(被写体)
〇(被写体)

 

デジカメの場合は全てにピントがあって撮影されます。(あまりに距離が離れていたり近かったりするとピンボケします。)

最近のデジカメではわざと目的の被写体以外をピンボケさせる機能もあったりするようです。

 

最後にカメラの雑学

現在、一番古い写真として残っているのは自宅から隣の家の屋根を撮影している写真です。この写真の撮影時間なんと8時間というとても手持ちではできないほどの時間がかかっていました。理由として昔のカメラが今とはレンズもフィルムの良くないので光を効率よく集めることができませんでした。

坂本龍馬が写真を撮ったころになると10分ほど掛かるダゲレオタイプ(銀板写真)や15秒ほどで撮影できるコロジオンプロセス(湿版写真)が入り乱れていました。有名な坂本竜馬の写真は湿版写真といわれています。