マラソンといえば42.195km走るという過酷な競技。
現在の最速記録は
男子がケニアのデニス・キプルト・キメットの『2時間02分57秒』
女子がイギリスのポーラ・ラドクリフ『2時間15分25秒』
となっています。
最も遅かった記録は日本人の金栗四三さんの『54年と8ヶ月6日5時間32分20秒』(詳しく)
今後更新されそうにない記録となっています。
世界記録のほとんどがケニアに所属している選手です。というか強すぎじゃないでしょうか。
男子はケニアとエチオピアばかりです。
女子も上位の選手はほとんどケニアとエチオピアの選手なのでこの両国が強いのは環境がいいのかもしれません。
正式な記録となるものは42.195kmより短い場合はすべて無効となり、長い場合でも195メートルまでの誤差なら認められているそうです。
運動嫌いとしては42.195kmも走りたくはないですが、新しくマラソンの大会は開催されるときの、その距離の測り方は3代の自転車で42.195kmを測っています。
(全てがすべてそうではありません。)
マラソンは第1回近代オリンピックに陸上の新種目とされたことから始まりました。
近代オリンピックで第1回大会では距離が正式にきまっておらず、36.75キロメートルでした。
第2回大会では40.2kmとかなりの差が出ていました。
しかし、第4回大会では現在の42.195kmになりこう距離が正式な距離となります。
とはいえ、42.195kmが正式に採用されたのは第8回目からなのですが、では第4回大会では42.195kmという距離になったのでしょうか。
正式な理由は実はわかっていませんが一番有力とされている説として42kmとトラック1周弱の距離と言われています。42km(正式には41.843km)の市街地を走り、そのあとに競技場の200メートルを走ってゴールとなっていました。
実際そのことを勘違いしていたイタリアのドランド・ピエトリ選手は競技場に入ってゴールと思い倒れ込んでしまい役員の手を借りてゴールしたために失格となってしまっています。
ドランドの悲劇といわれる逸話になりました。
実際はドランド選手は限界が来たために走れなくなって競技場に入っあ時に倒れたという意見もあります。
また別の話でイギリスの王妃アレクサンドラがゴール位置を競技場のボックス席の前にという話や自分の部屋の窓からスタートが見たいという話から距離が足されたいう話もあります。
この話、まだまだイギリスの王政が強い時代なのでなかったと言い切れないところがいいところをついてくるお話だなとはおもいます。一応、英国政府観光庁の意見ではこの距離になったのは観客が参加選手の走行の邪魔しないようにと言う理由だそうです。
色々に逸話がありますが、現在のマラソンの距離は42.195kmとなったわけです。